年頭ご挨拶


チーム新宿と異業種集団の活躍を期待します

朝陽同窓会 会長 垂水 尚志(15回)


  朝陽同窓会の会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年5月の同窓会総会で会長に選任されました15回の垂水です。公益財団法人鉄道総合技術研究所の顧問をしております。一昨年、研究所の理事長時代にPTAのインタビューを受けて以来、同窓会での話題提供、昨年の1年生のためのキャリアガイダンス、 卒業式での挨拶など会長就任以前に新宿高校とのつきあいは増えておりました。会長就任後には、さらに学校との情報交換の機会が増え、学校、父兄、同窓会が一丸となって行っている高校の活性化を図るための活動の実態がわかってきました。同窓会としては、従来からの活動を踏襲するとともに、同窓会への卒業生の加入率を高めるために、在校生はもとより学校、保護者にも同窓会に加入することの意義を説明し、卒業生の入会をお願いをして参りました。また、2022年の新宿高校創立100周年に向けた記念事業を推進するための実行委員会をたちあげ、準備を加速いたしました。具体的な事業については今後整理してまいりますが、奨学基金の充実、舘山寮の維持・改修、100年誌の刊行、クラブハウスの確保等はぜひとも実行したいものです。そのための資金を集めるために会員の皆様には寄付をお願いしなければなりません。ご協力をよろしくお願いいたします。本年もこれまでの活動を継続するとともに、朝陽同窓会の活動をさらに充実していくための検討を深めたいと思います。同窓会の諸活動の準備は、幹事長や事務局長を始めとする事務局の方々のご努力によるところが多分にあります。ここに関係の皆様に感謝する次第です。私は、今年の春、勤務状況が大幅に変わる予定ですが、昨年同様に同窓会の諸活動に積極的に参加するつもりです。私が日頃心に留めている主な点を以下に紹介します。

チーム新宿を応援する
   チーム新宿は、学業にのみかたよらず、全員指導者たれという校是に支えられた強力な集団です。新宿高校を特徴づける適切なコンセプトであると思います。進学重視型単位制度校の特徴を活かし柔軟なカリキュラムを設置し、多様な人材の育成を心掛けてほしいと願っています。特に文武両道の精神を大切にした本校の方針に期待しています。みなかみ寮は廃止になりましたが、舘山での臨海学校を利用した集団生活は重要性を増してきました。残るはチーム新宿のネットワークのさらなる強化であり、若手会員の増強を含む同窓会の強化が重要課題です。特に若手同窓会員には、最新の社会の情報をキャリアガイダンス等で在校生に提供していただきたいと願っています。後で述べます中高一貫や全寮制の特徴を考慮した応援の仕方を考えたいと思います。

グローバル人材を育てる
  多くの高等学校が、学力はもとより幅広い人格形成を意識した教育を実践しているようです。特に新宿高校は、全人教育を標榜しています。知識偏重の教育ではなく、調和ある人格の形成を目指した教育を実践し、グローバル人材を育成しようということであると思います。都立高校の中には教育の一貫性や効率性の観点から中高一貫をめざし、中学校を併設した学校、6年生中等教育学校とした例もあります。一方、中高一貫教育を目指した私立学校が9年ほど前に中京地区に設立されました。異業種の企業が共同して創立した学校で、日本の現状を考えると、今後世界で活躍できる次世代リーダーを積極的に育てねばならないとの考えから設立されたものです。全寮制とし、常時、学生の話し相手になる企業の経験者を配しています。また、高等専門学校は、少子化かつ若年世代の理数科離れで苦労しており、国内外インターンシップの採用等グローバル人材育成教育を重視する方向にあるようです。同窓会としても、グローバル人材の育成という視点を大切にすべきであると考えます。

異業種集団の特徴を活かす
  大学の場合、卒業生は自動的に同窓会員になり、会員の職種は類似したものとなるのが通常です。高校の同窓会の場合は、より多様な職種の会員の集合であるという特徴があり、異業種の会という性格が強くそれだけに会員間の交流の意義は大きいと思います。女生徒が多いという本校の最近の状況を考えると、従来とは異なった視点の同窓会活動が必要かも知れません。創立100周年記念事業の中でクラブハウスの確保を重視しています。地区同窓会、同期会の開催は盛んに行われておりますが、より幅広い活発な交流のためには、常時集まることのできる場所があることが望ましいと考えています。もちろん、異業種集団の中の同職種の交流という点についても配慮が必要であると思います。

日本の存在価値を高める
  少子・高齢化、人口減少、若者の理系離れ、エネルギー資源や食糧の他国依存率の高さ等日本の存在価値を脅かす悲観的な要因が沢山ありますが、知恵を出せば存在価値を維持し、さらにはこれを向上することは可能であると思います。グローバル時代に日本の存在価値を維持・向上させることが豊かな生活の前提であることは明らかです。国を挙げてそのために必要な人材を育成する努力を行っていると言っても過言ではありません。同時に、生活の豊かさについては、徒歩圏居住者比率、公共交通の充実度、健康高齢者の比率、災害や被災者の少なさ等が評価されるべきであると思います。朝陽同窓会が、チーム新宿を応援しすぐれた人材の育成に貢献し、また、異業種集団としての特徴を発揮し、同窓会員の連携強化を図れば日本の存在価値向上に必ずや役だつものと確信しております。
  なお、本年の総会は5月30日(土)14時より、母校3階視聴覚室で開催されます。 多数の方の参加をお待ちしています。