内藤とうがらしプロジェクト

 新宿高校は2018年度の「理数研究校」と東京都教育委員会から指定され、その活動推進のため理数科教員が立ち上げた理数研究プロジェクト「朝陽塾」が中心となって、研究活動の実施、各種コンテスト等への参加、フィールドワーク・観察の実施を行っています。

 その主要な活動のひとつが「内藤とうがらしプロジェクト」(注)で、内藤とうがらしの栽培から加工品製造販売までの実務を通じて、一次産業の課題を把握するとともに地方活性化の道を探り、加工品製造・販売を通じて経営の要諦を探る、というものです。

 朝陽同窓会はこの取り組みに賛同し、(財)朝陽会と共に関わることとしました。そこで、今年(2018年)の朝陽祭では、オリジナル内藤とうがらし七味と同窓会100周年のロゴ入りピンバッチ、ポロシャツを作成して販売すべく準備を進めています。

(注)内藤とうがらしは、宿場町内藤新宿で育てられた江戸野菜でのひとつですが、新宿の繁栄の中で畑がなくなり、いつしか新宿での栽培がなくなりました。ところが、今から数年前、ある市民団体が当時のとうがらしの種を発見し、栽培試験を繰り返し、固有種を育てることに成功しました。
 今では内藤とうがらしは江戸東京野菜として復活し、地域の活性化に役立てるべく、新宿区内の各地で内藤とうがらしの普及活動が行われています。