母校『進路部通信―新宿折をり』第33号に松井徳子さん(49回G)が寄稿

 松井徳子さん(49回G)が3月15日発行の母校『進路部通信―新宿折をり』第33号に「会社員の私がふたたび学生となったわけ」と題して寄稿されています。

 音楽や絵をかいたり物を作ったりするのが好きだった松井さんは文・理選択に迷った末、「音」とは何かを学べる「電気電子工学」に道に進まれ、大学卒業後はエンジニアとして一般企業に就職しマイクロフォンの設計に従事されました。

 そして社会人生活12年目、マイクの設計に興味を尽きなかったものの、理系の知識だけでなくユーザーの声を形にするデザイン能力、コミュニケーション能力の必要性を次第に強く感じるようになった松井さんは、工業デザインを学ぶため大学院に進学されました。

 高校時代の文理選択時の気持ちに立ち戻ってのチャレンジでした。

 大学院卒業後、会社に戻った松井さんは商品企画部に異動し、現在は海外の客先や展示会に出向き、英語でのコミュニケーションが日常になるなど、エンジニア時代よりも幅広くマイクの開発に携わることができるようになった今の業務に、やりがいと喜びを感じておられます。

 また、高校時代には「“会社員”になるのは嫌だな」と漠然と思っていた自分が、仕事を通じて社会に貢献していることを実感できる今は「“会社員”である自分に誇りに思います」とも語られています。

  最後に松井さんは母校の後輩の皆さんに「海外では働きながら、または働いて学費を貯めてから学校に通うことは普通のこと。社会人になっても学ぶ機会はたくさんあるし、やり直すことは可能。皆さんは後悔を恐れずに自分の好きなことに向かってまず第一歩を踏み出してほしい」エールを送って締めくくられています。

寄稿内容はこちらからご覧ください。