金築誠志さん(15回 元最高裁判所判事)が母校でゲストティーチャ―

 先週の9日(水)の青柳正規さん(15回 文化庁長官)に引き続き、今週は同じ15回の金築誠志さん( 元最高裁判所判事)が同じ新教科「人間と社会」のなか「文化の多様性」授業でゲストティーチャ―を務め、1年生の皆さんにアドバイスを送りました。
  授業は「留学生のアルバイトに就業時間中のお祈りを許すべきか」という具体的な例について視聴覚室に集まった1年生全員による討論が行われ、その後に金築さんが討論への感想と、問題解決に当たるには、①あくまでも事実に基づく②多様の考えを持つ多くの人の意見を聞く③感情的に結論を急ぐことを避ける、ことによって筋が通る理由をもとに判断することが必要と話されました。
 質疑では、将来は裁判官を目指す生徒が質問に立って金築さんが励ましたり、「先輩は高校時代どんな勉強をしましたか」とか「裁判中に腹具合が悪くなったら」など予想外の質問も出て湧く場面もありました。