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母校『進路部通信―新宿折をり』第31号に寺尾和子さん(20)が寄稿

 寺尾和子さん(20)が1月19日発行の『進路部通信―新宿折をり』第31号に「短期間日本を離れたことで人生観や価値観が一変」と題して寄稿されました。

 寺尾さんは、薬学部を出て大手製薬企業に入ったものの、「自分のやりたいことは他にあるのでは」と10年間悩み続けた後、『薬剤師以外の仕事で生きよう』と決心。先ずは英語力を、と英国に短期語学留学して猛勉強、その後日本に戻って英検1級を取得したそうです。英語力を身に着けたことで、それまで知らなかった世界が広がり、人生観、価値観が一変したと語られています。

 そして、30代後半に国際的医学出版社に転職。無我夢中に働いた10年後に独立して医学出版社を設立、翌年にはロンドンにもオフィスを開設し、医薬品業界におけるグローバル情報誌の創刊、多数の海外企業とのコラボレーションなど、広い海外ネットワークを構築して活動の場を広げられました。

 『薬』や『医療』の概念が大きく変わりつつある現在、地域における医療・健康管理の重要な担い手として、より質の高い薬剤師の積極的な活動が求められているとして、現役生の皆さんに「努力していれば道は必ず開ける」とエールを送って結ばれています。

 現在、医療費削減につながる可能性の高い水素(H2)に期待しているそうです(後日お伺いしたところ、慶応義塾大学はすでに水素ガス、水素医療機器の薬事承認をめざして『水素ガス治療開発センター』を2016年に創設しているとのこと)。

進路部通信への寄稿内容はこちらからご覧ください。