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「進路部通信―新宿通信」第45号(2019年4月号)に佐野良雄さん(24回B 名古屋大学大学院経済学研究科客員教授)が寄稿

 2019年 4月26日発行の母校『進路部通信―新宿通信』第45号に佐野良雄さん(24回B)が『新宿高校から始まった私の「グローバル体験」』と題して寄稿されました。

*佐野さん寄稿記事はこちら『進路部通信』の3ページ下段から4ページにあります

 もともと英語が好きだった佐野さんが、異文化理解に関する基礎を学んだのが、新宿高校時代の大脇先生 (S23.7~S55.4)、尾造先生(S43.4~S61.4)、大橋先生(S41.4~S47.4)そして沢先生(S25.4~S48.4)の先生方だったそうです。上智大学でカトリックに基づく教育を受け、多くの留学生との交流を積まれた後、大手総合商社、三井物産に就職されました。エネルギー部門に配属された佐野さんは、入社2年目の初海外出張を皮切りに、英国修業生としてのOxford大学での学務研修、ザンビアでの実務研修など国際経験を広げられた後、英国に2回、合計12年半に亘って駐在し、長く国際舞台で活躍されました。

 三井物産を退職された後、名古屋大学経済学研究科教授に就職された佐野さんは、豊富な国際経験を生かし、卒業生が将来グローバル舞台で活躍できるよう、学生時代から海外を訪問する機会を多く提供し、また留学生には、将来母国と日本の懸け橋となれる様、日本企業や日本社会の現状を様々な視点で伝え、真の理解を深めることを心がけて教員生活を送られました。2019年3月に定年退官された後も客員教授として内外の学生の指導育成を続けられています。

 自分のグローバル体験は新宿高校から始まっていること、それは英語の先生方に未知の世界や海外への目を開かせて貰ったことがその後の人生の重要な部分になっている、と振り返られた上、母校後輩生徒さん達には「将来何をやるべきか」ではなく「今何をやりたいか」を自分の基軸に据えて将来にいかに繋げられるか考えて欲しい、と励ましの言葉と贈って結ばれました。