合唱コンクール課題

◆ 2016年

・ 経緯

 100周年記念事業の一環として、合唱コンクールの課題曲を新しく池辺晋一郎さん(15)に作って頂こうという話が、2016年の秋に持ち上がりました。これはこの年の11月16日に池辺さんが母校で講演するということが決まったことによります。

 提案されたのは当時新宿高校で音楽を担当されていた小峰先生で「絶好の機会なので、先輩の池辺さんに作曲を是非」との話がありました。そこで打診したところ快諾を得ました。従ってこれは学校と朝陽同窓会の協力で実現に至った事業です。

 2016年度で第54回を迎えた母校合唱コンクールは12月21日(水)、新宿文化センターを会場に1、2年生がクラス対抗で課題曲と自由曲計2曲を歌い、一か月強の特訓の成果を競いました。

 学校行事として現在はすっかり定着した母校合唱コンクールは、17回生の発案によって1964年に始まり毎年途切れずに続いています。そして今回、我が国を代表する音楽家、池辺晋一郎作曲の課題曲という新しい歴史が加わりました。

・ 作詞

なお、作詞に関しては、学校で全校生徒に詞を公募したところ10編の応募があり、その中から3年D組朝倉環さんの詞「ひとしお物語」が選ばれました。

 母校合唱コンクール当日には作曲したご本人も多忙を縫って新宿文化センターを訪れ、5クラスの合唱に耳を傾けられ、「1月半と言う短い期間によくここまで仕上げて感心した。母校のためと思って精魂込めて作曲した甲斐があった」と喜ばれていました。

 池辺さんの全面的なご協力に心から感謝申し上げます。


作詞の3年D組朝倉環さんと池辺さんの記念撮影


同窓会から贈られた記念の額


平成28年12月21日(水)新宿文化センターで行われたクラス対抗合唱コンクールの模様