武内俊介氏の育種したバラがローマで金賞を受賞

                                   朝陽バラ会会長、塩田澄夫(5回)



イタリーのローマで開かれていたバラの国際コンクールにおいて、2010年5月15日に
武内俊介氏が育種したバラがハイブリッドティローズの部門で金賞を受賞しました。
ローマのバラ国際コンクールは、1933年以来イタリーのローマ市が開催してきた新品種
のバラの国際コンクールで、世界のバラの育種家が応募する伝統のあるコンクールです。
武内俊介氏(39回)は、京成バラ園芸(株)の育種家でこれまで多くのバラの新種を開発
し、バラのコンクールで度々入賞していますが、今回世界で伝統のある国際バラコンクール
で金賞を受賞したことを皆様とともに祝福したいと思います。
京成バラ園芸(株)は、この素晴らしい金色の大輪のバラに、公募によりやや意外な「快挙」
という名を付けました。
因みに六中の先輩で我が国の著名な育種家で、京成バラ園芸の武内氏の上司でもあった鈴木
省三さんも1984年にローマで同じこのバラのコンクールにおいて金賞を受賞し、「乾杯」
と名付けています。乾杯は、鈴木省三氏が1984年に、同窓生とともに造って母校の新
宿高校に寄付した花壇に春になると咲き誇ります。
早ければ今秋にも母校の校庭に、武内さんがローマで金賞を取った「快挙」が見事な金色の
花を開くのを皆様とともに楽しみにしております。

武内氏のバラ「快挙」の命名式

武内氏が育ての親でローマ金賞を受賞したバラ「快挙」

命名式の日に笑顔の武内氏

武内氏と「快挙」と「快挙」の命名者