池辺晋一郎さん(作曲家 15回)が母校合唱コンクール課題曲を作曲

 今年度で第54回を迎えた母校合唱コンクールは12月21日(水)、新宿文化センターを会場に1、2年生がクラス対抗で自由曲、課題曲2曲を歌い、一か月強の特訓の成果を競いました。
 全校行事として現在はすっかり定着した母校合唱コンクールは、17回生の発案によって1964年に始まり毎年途切れずに続いていますが、今回は我が国を代表する音楽家、池辺晋一郎さん(15回)の課題曲作曲という新しい歴史が加わりました。

 これは、11月16日に池辺さんが母校で講演するという話が持ち上がった折に、音楽教師の小峰先生から「絶好の機会なので、先輩の池辺さんに作曲を是非」と依頼され、同窓会で池辺さんに打診したところ快諾を得て、新宿高校創立100周年記念事業の一環としても実現しようということで、学校・同窓会協力のもと実現に至ったものです。

 なお、作詞に関しては池辺さんからは多忙故で無理ということで、学校では全校生徒に詞を公募したところ10編の応募があり、その中から3年D組朝倉環さんの詞「ひとしお物語」が選ばれました。

 母校合唱コンクール当日には池辺さんも多忙を縫って新宿文化センターに訪れ、僅かの間とはいえ5クラスの合唱に耳を傾けられ、「一か月半と言う短い期間によくここまで仕上げてくれたものだと感心した。母校のためと思って精魂込めて作曲した甲斐があった」と喜ばれていました。

 同窓会としても、100周年記念事業の一環と位置付けて学校に全面的に協力した結果、母校合唱コンクールの歴史に記念すべき一ページを残すことができ、池辺さんの全面的なご協力に心から感謝申し上げます。


作詞の3年D組朝倉環さんと池辺さんの記念撮影

同窓会から贈られた記念の額

平成28年12月21日(水)新宿文化センターで行われたクラス対抗合唱コンクールの模様