(財団)朝陽会と朝陽同窓会

 館山寮は、財団法人朝陽会(同窓会とは別組織)が所有・管理する固定資産(土地および建物)です。しかしながら、財団朝陽会は日常業務をこなす人員を抱えて居ませんので、朝陽同窓会事務局がその業務を代行しています。

1.財団の実務・活動資金を支援する朝陽同窓会

 学校の臨海教室の運営サポートや、館山寮の一般宿泊(同窓会員やその家族)の管理など、事務方の実働が必要な活動は朝陽同窓会が行っています

 また、館山寮の維持管理・運営に掛かる費用は、財団朝陽会の資産(現預金)でまかなわれますが、朝陽会の収支状況は、はかばかしく無いため、朝陽同窓会から資金面の援助(諸修復費用の一部同窓会負担)を行っています。

2.財団と同窓会の連携

 (財団)朝陽会の理事長には同窓会長が就任することが慣行となっています。また、理事には学校側、PTA、の代表の他に同窓会副会長が入ることで、(財団)朝陽会と朝陽同窓会の意思疎通が図られるようになっています。ちなみに、二人の業務執行理事のうち一人は同窓会事務局長(もう一人は学校長)という布陣で運営しております。

 館山寮の再建は、館山寮の所有者である、(財団)朝陽会の下部組織として発足させた館山寮再建実行委員会で以下のように進めてゆきます。
 (1)館山寮を保有する朝陽会理事会からの検討依頼を受けて、
 (2)館山寮再建実行委員会で推進案(再建する建屋の基本構想作成、設計業者や建築業者の候補者選定など)を作成
 (3)再建実行委員会からの答申(検討結果の提案)を、朝陽会理事会で審議・具体案決定
 (4)朝陽理事会から設計・施工業者へ発注

 朝陽同窓会は、財団朝陽会の下部組織である「館山寮再建実行委員会」への直接指揮命令権はありませんが、実行委員会の上部組織である財団朝陽会と朝陽同窓会は2.の冒頭に説明しましたような連携をとっており、かつ、実行委員会構成員は全員同窓会メンバーであることなどにより、同窓会の総意と齟齬の無い再建を進めてゆくことができる体制としております。